シカゴから “コンニチワ”   館の桜王号   
僕は4才の柴犬の男の子で名前は“一世”(いっせい)です。
一世は呼び名であって、正式には“館の桜王”という立派な登録名があります。
 
 ちょうど4年ほど前、日本の秋田県から遠路ここシカゴまで連れてこられました。
僕をこんな所まで連れてきた人が飼い主であるミセスGで、僕にとっては一番
やさしい人であり、また一番こわい人でもあります。
呼び名もこの人ミセスGがアメリカでの一番目の柴保の犬だということでつけてくれました。
 
 4年前秋田より新幹線に乗り東京という所まで行き、そこからまた列車で成田空港
という“どでかい所”に行って今度は飛行機という代物に乗せられました。
飛行機ではミセスGも誰もいない荷物の山の中にずーっといました。すごい騒音と
寒かったのを今でも忘れません。ただ僕だけではなく同じケージの中にもう1頭の
男の子がいたのです。ミセスGの知り合いの方の子で僕よりちょっと大きいだけで
僕がちょっとでも近寄ると“ウー”といって威張ってました。僕とは全然ちがう
顔立ちの子でミセスGはこの子を“金太郎”みたいと言ってました。
 
 ここアメリカにも結構な数の柴犬がいますが僕とは感じがちがい、他の柴犬を
飼育している方々からみるとなんか僕のほうが違って見られがちで、ミセスGは
その都度なにか説明らしきことを話してます。
ミセスGに言わせると僕はあまりにも落ち着きがなくガサガサし過ぎだそうですが、
自分では嬉しいときは嬉しさを目いっぱいに表現するのは生まれつきの性格で、
今さらどうしようもできませんがその逆に良いところもあります。
 
 ミセスGの友人の方から“暴れん坊”という変なニックネームもつけられました。
2年くらい前には訓練所みたいなところに3週間も入れられましたが、性格は
性格ですから変わりません、でも他のいろいろなことを学びました。
真面目になれば“ヒール”の号令ひとつでミセスGの左側にさーっとお座りも
できますし、“フロント”と言われればミセスGの前に向かい合って座ります。
苦手は物をジャンプしてキャッチすることで、どうしても目がそれるので
ミスってしまいます。“へたくそ”なんていわれますが、これは向き不向きが
あるとおもいます。
 
 この家でも他に2頭の柴犬が一緒に暮らしてますが、僕がナンバー1だそうです。
それは落ち着きがなくても性格が一番いいからだそうです。
ここの家族はミセスGのほかにミスターG、お兄さん、お姉さんがいます。
お兄さんのマイケル君(大学生)は僕のことをとても好きみたいでいつも
僕をテレビのある部屋に入れてくれます、お陰で僕は家の中でゴロリ
と横になるのが大好きになりました。
 
 ミスターGはよく散歩に連れて行ってくれますし、お姉さんのニコールちゃんは
顔をみると必ず声をかけて頭をなでてくれます。
ミスターGと散歩に行くときは好きなように歩かせてもらえるので
いろんな臭いを嗅ぎまわれますが、ミセスGと散歩するときは大変きびしいので
行儀よくしていなくてはいけません、でも時には忘れてにおい嗅ぎに夢中になって
よく注意されます。その時ミセスGはいつも決まったように、
“何回言ってもわからないことよね”と言い、そのうち腱鞘炎になりそうと言い
“ヒール”と命令されます。ほんの暫くは僕の方もその気になりミセスGの左側
を歩きますがすぐに本性がでてしまいます。
あまり引っ張らないようにと気をつけようとは思っても好いにおいがしている所は
どうしようもなく行きたくなるし、においを嗅ぐのに少々時間もかかります、、、。
 
 でもどんなに注意され叱られても“散歩”は“食事”の次に大好きです。
この辺りは散歩にはとてもいい環境で、また週末に行く森林公園はとても広く
時折は鹿の群れとかコヨーテに出会うこともあり、もって生まれた“野性”を
抑えるのが大変です。公園内では犬はリードをつけていなくてはならないという
ルールがありますし、それに僕はミセスGには絶対的に信用がありませんから
まず放してはもらえませんが、あの広大な所を走り回れたら気持ちいいだろうなと
思います。せいぜい我が家の裏庭を走ってます、、、。
 
 ミセスGは僕を普通は“いっせい”と呼び、いい子にしてるとそれが“いっちゃん”とか
“いちくん”になり、反対にしかられるときは“いちー”に変わります。
でもそんなミセスGがぼくは大好きなので一生懸命“からだ”全部を使って
嬉しさを伝えます。
 
                             Green 一世
                             (代筆) ミセスG
 
 
一世 ・登 録 名:館の桜王号
   ・生年月日:平成10年9月1日生
   ・犬 舎 号:田代荘
   ・父  犬:中市の桜王号
   ・母  犬:潟の風花号   館の桜王号   館の桜王号
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